このたび、弊社が実施した2件の事後評価業務が、JICA広報誌『JICA Magazine』2025年6月号に掲載されましたのでお知らせいたします。
① インド:ガンジス川流域都市衛生環境改善事業(記事へのリンクはこちら)
本事業では、通常のDAC6評価基準に加え、「人々のウェルビーイング(People’s Well-being)」の視点を取り入れ、事業前後の主観的幸福度の変化とその要因を詳細に分析しました。
これにより、従来の手法では見落とされがちな事業の効果や社会的影響を明らかにしています。
② イラク:クルド地域電力セクター復興事業(記事へのリンクはこちら)
本評価では、人工衛星によって取得可能な夜間光データを活用し、事業による電力供給の安定化が地域経済や産業活動に与えた影響を検証しました。開発途上国では評価に用いるデータの不足が課題となる中、衛星データの活用は、現地調査が困難な状況においても客観的かつ実証的な評価を可能にする有効なアプローチとなっています。
ウェルビーイングの視点の導入や衛星データの活用の取り組みは、いずれもJICAの評価業務における新たな手法として、弊社が主導的に進めてきたものです。
今後も弊社は、専門的知見を活かし、より質の高い評価業務を通じて国際協力の発展に貢献してまいります。
「ガンジス川流域都市衛生環境改善事業」の事後評価報告書はこちら。
「クルド地域電力セクター復興事業」の事後評価報告書はこちら。
「Human Wellbeing/Happinessに関する評価手法」の最終報告書はこちら。