2023/02/04

Qiitaブログでの発信

石本 樹里

近年モニタリング・評価の分野においても衛星画像のニーズが高まっています。従来の現地調査だとコストがかかること、途上国での治安状況により現地渡航できないこと、また新型コロナウイルス感染症の影響によりリモートでの情報収集が求められている一方、評価においては引き続き現地の経済・社会、環境の変化に関する情報の収集が求められています。

そこで、遠隔においても広範囲・長期的・即時に現地状況を確認できる衛星画像の利用可能性について注目が集まっています。世界銀行を始めとした各国際機関でも衛星画像の利用が進んでいます。また国内でも国際協力機構(JICA)の外部事後評価で近年衛星画像の活用が進んでいます。

こうした状況下、評価者は衛星画像に関する基礎知識を得ることが必要になってくると思いますが、残念ながら衛星画像の基礎知識に関する書籍が少ない印象です。あったとしても、高度な専門知識をベースに難しい理論(衛星画像を撮影するセンサーの構成等)を説明したものが多く、必ずしも評価での活用を念頭に置いた書籍はないかと思います。さらに、実際に衛星画像をどのように収集・解析し、結果を表示するか、産出した結果をどのように評価で活用するのかに関する手順を丁寧に紹介した書籍も少ないかと思います。

私は2018年頃に衛星画像の評価への活用の可能性を感じ、独学で勉強してきましたが、上述の通り書籍がないため大変苦労して学んできました。

そこで、こうした私自身のノウハウが少しでも皆さんのお力になればと思い、今般こことは別にQiitaというプラットフォームにブログを開設し、分野ごとの衛星画像の収集・解析方法や結果の評価への活用方法についてご紹介することとしました。

今後定期的にアップし、皆様にご紹介したいと思いますので、ご参考になれば嬉しいです。

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