業務実績
柏市では、社会の情勢や要請の変化に機動的に対応するために、職員は的確な手段を検討・実行できるノウハウや思考が求められています。本研修では、施策・取組主管課の担当リーダー職を中心に、地域の課題を特定し、有効な打ち手を立案するための思考法、及びモニタリングのための的確な成果指標を設定方法について座学と演習を交えて学べる研修を企画・実施しました。
サモアには未整備の給水地区があり特に雨期には濁水が供給されることから、水因性疾患率が高いという課題がありました。清潔な水の供給を可能にするため、JICAは無償資金協力事業によって浄水場施設の建設や関連設備の改修に係る支援を行いました。私たちは、本事業の事後評価を実施し、事業によって発現した効果の確認や事業改善のための教訓導出を行いました。
岡山県は、エビデンスに基づく政策立案を推進・定着するための取組を強化しています。私たちは、①効果検証を組込んだ新規施策のデザイン策定、②既存事業の効果検証分析、③ナッジ活用のための助言といった業務を通じて、岡山県のEBPM推進を支援しました。
神奈川県横浜市は、EBPMの推進の取組を強化している代表的な地方自治体のひとつです。平成30年5月に「横浜市官民データ活用推進計画」において掲げた「データを重視した政策形成と基礎的データの整備の推進」のために、職員研修、政策効果検証を行うパイロット事業等が行われています。本業務では、横浜市が行う施策の効果検証を行うためのデザイン策定、データ分析といった支援を行いました。
社会全体でCO2の削減を達成するためには、家庭レベルでの省エネが不可欠ですが、家庭における省エネ行動は十分に取り入れられているとは言えません。そうした中で、行動科学の知見に基づく「ナッジ」を活用し、家庭での省エネ行動を効果的に推進するための取組が近年注目を浴びています。
私たちは、大阪大学と複数の地方自治体と協働し、行政窓口におけるナッジを組み込んだリーフレット等による情報提供の試行とその効果検証を行い、省エネ効果と広域展開の容易さを両立させた現実的な取組の開発を行いました。
日本財団はミャンマーのシャン州において学校建設や遊具の設置を支援しています。遊具を設置してきた学校からは生徒の通学へのモチベーションが向上したなどのポジティブな意見が聞かれていますが、遊具の生徒への影響を定量的に検証することが期待されていました。私たちは、本事業で新しく設置する遊具に対し、ランダム化比較試験を採用した効果検証を実施する際の評価設計やベースラインデータ収集に関する支援を行いました。
学習院大学にてランダム化比較試験実践研修を行い、ランダム化比較試験の具体的な実施方法や技法についての講義を行いました。 |
広島県にてEBPM基礎研修を行い、EBPMの基本的な考え方やEBPM実施の際に重要となるロジックモデルの構築方法について講義を行いました。 |
静岡県でEBPM入門講座を実施し、EBPMの基本的な考え方やエビデンスのつくり方について講義を行いました。 |
福岡県保険者協議会の医療費分析に関する研修会にてEBPMの思考法に関する研修を行い、EBPMの基本的な考え方やエビデンスのつくり方について講義を行いました。
※は補強・再委託・下請などを示します